2020.05.29 [金]

暗号資産ウォレットってどこがいいの?メリットデメリットを徹底比較!

暗号資産を取引する際に必要となる「暗号資産ウォレット」は利用をしていますでしょうか?暗号資産取引所を利用している人の中には、セキュリティに気にしていない方もいらっしゃると思います。暗号資産の取引に必要な「暗号資産ウォレット」について、メリット・デメリットを解説します。

暗号資産ウォレットの役割とは?

暗号資産を保管しておく為には「暗号資産ウォレット」が必要です。ウォレットには「ビットコイン」や「イーサリアム」など、様々な暗号資産を保管する「財布」としての役割を持っています。それ以外にも「送受金」にも必要となり、電子マネーのように買い物の支払いにも利用することが出来ます。

更に長期的に保管をしておく事で、暗号資産の価値が高くなった際に売却することも出来ます。ウォレットは保管したり、財布として利用することが出来る為、暗号資産を取り扱う場合は必要になります。

 

暗号資産ウォレットの種類と違い

ウォレットの種類は大きく分けて「ホットウォレット」と「コールドウォレット」の2種類に分かれています。暗号資産の種類によっては、ウォレットを分けることによってリスクを減らすことが可能です。

ホットウォレットには以下のような3種類の保管方法があります。

  • ウェブウォレット
  • モバイルウォレット
  • デスクトップウォレット

ホットウォレットは全て常にインターネットに接続された状態で保管をされている為、インターネットに接続されていれば、簡単に取引や送受金を行う事が可能です。

一方でコールドウォレットはの種類に分かれています。

  • ハードウェアウォレット
  • ペーパーウォレット

コールドウォレットはインターネットから切断された状態で保管されています。ホットウォレットよりも、セキュリティ面では信頼することが出来ます。

このようにホットウォレットとコールドウォレットを合わせた5種類と、暗号資産取引所のウォレットの計6種類のウォレットがあり、ウォレットによって特徴が異なっており、下記ではメリット・デメリットについて紹介をします。

 

暗号資産取引所ウォレットのメリット・デメリット

暗号資産取引所には、利用者が購入した通貨を保管するウォレットが存在しています。

メリットは簡単にアクセスしやすく、パソコンやスマホなど何処でもアクセスすることが出来る為、手軽に行うことが出来ます。

デメリットはハッキングされる可能性が自分で保管をしておくよりも高く、取引所が破綻してしまう事で、保有している暗号資産が失われてしまいます。

過去にはマウントゴックスがビットコインのハッキングに遭い、約5400億円の被害が出ました。 その他にコインチェックでは「XEM」が5億2300万盗まれてしまい、約580億円の被害が出ています。

Zaifでは2018年にハッキングが発生し、ビットコインやモナコインなどの暗号資産が盗まれ67億円相当の被害が発生しています。ビットポイントでは約35億円相当の暗号資産がハッキングされているなど、様々な暗号資産取引所でハッキング事件が発生しており、多額な暗号資産が盗まれています。

 

ホットウォレットのメリット・デメリット

ここではホットウォレットのメリット・デメリットについて紹介をします。上記で紹介をした様にホットウォレットには、3種類の保管方法があります。各種類のウォレットを利用する際に、所持している暗号資産によって、保管をするおすすめのウォレットも異なります。

各ウォレットによって保管方法や、使用する方法も異なります。 ウォレットを使用する際には、事前にどのウォレットが便利なのか、使いやすさなどを確認した上で利用した方が良いです。自分が所有している暗号資産によって、おすすめのウォレットを合わせて紹介するので参考にしてください。

ウェブウォレットの管理方法とリスク

ウェブウォレットはインターネット上に存在しているウォレットの事を指します。暗号資産取引所のウォレットも含まれており、メリットはインターネットが繋がる環境であれば、いつでもアクセスが可能で取引を行えます。セキュリティは各暗号資産取引所によって異なる為、慎重に選ばなければいけません。アカウントも簡単に作る事が出来て、価格の低い暗号資産の取引を行う場合は、ウェブウォレットがおすすめです。

デメリットは暗号資産取引所が破綻をしたり、ハッキング被害にあった時に暗号資産が失われてしまう可能性があります。暗号資産取引所によって多くの暗号資産を取り扱っている所もあれば、逆に数種類しか取り扱っていない暗号資産もあります。様々な暗号資産を預けたい場合は確認をした上で利用する必要があります。

モバイルウォレットの管理方法とリスク

モバイルウォレットは「アプリ」を使って管理を行う事が可能です。メリットはスマホさえあれば、何処でもアクセスする事が可能で、取引も手軽に行う事が可能です。またビットコインやイーサリアムなどの有名な暗号資産は決済にも利用することが出来ます。

デメリットは、スマホのバックアップを取っていなければ、故障した際に復元する事が出来ません。またハッキングのリスクもある為、日頃使っているスマホで保管をするのはリスクが高くなります。

デスクトップウォレットの管理方法とリスク

デスクトップウォレットは自分のパソコンで管理をする方法の事を指します。メリットは暗号資産を開発した会社がリリースをしている事が多い 為、自分が所有している暗号資産に合わせたウォレットを探しやすいです。またマイニングを行う事も可能で、取引以外も行いたい場合におすすめです。

デメリットは自分で管理を行わなければいけない為、パソコンがハッキングされると流出してしまう可能性が出てきます。ウォレットによっては所有している暗号資産の全てに対応をしていない事もあるため、複数の暗号資産を取り扱う場合は、複数のウォレットを管理しなければいけないので不便です。

 

コールドウォレットのメリット・デメリット

コールドウォレットには「ハードウェアウォレット」と「ペーパーウォレット」の2種類があります。コールドウォレットはインターネットから切断された状態で保管されています。コールドウォレットは大きな額の暗号資産を保管するのに向いていますが、その一方で利便性に欠けるデメリットも存在しています。他に「ハードウェアウォレット」と「ペーパーウォレット」ではメリット・デメリットが存在している為、下記で詳しく紹介します。

ハードウェアウォレットの管理方法とリスク

ハードウェアウォレットは、暗号資産を保管する秘密鍵をインターネットから遮断して専用の端末に保管する方法を指します。USBで管理する事が可能な為、持ち運びやすくセキュリティも高いのがメリットです。暗号資産を取り出す際は、USBをパソコンに差し込めば良いだけなので簡単です。

デメリットはデバイス本体の価格が高く、基本的に1万円以上します。また在庫数が少ない為、在庫入荷待ちになる可能性もあります。更にパソコン初心者であれば、操作に慣れるまでに時間がかかる為、購入をしたとしても直ぐに使えない可能性もあります。

ペーパーウォレットの管理方法とリスク

ペーパーウォレットは、その名の通り「紙」で保管をする方法の事を指します。紙にウォレットから暗号資産を取り出す際に必要となるパスワードを書いて保管をしておけば良いので、ハッキングのリスク が少ないのがメリットです。またコストもかからない為、安全に保管をする事が可能です。

デメリットは紙を紛失してしまうと、永久に暗号資産を取り出せなくなります。また暗号資産を取り出す際に毎回接続しなければいけない為、手間がかかります。その為、頻繁に取引を行う場合は向いていません。

 

ウォレットの選び方は取引頻度が大切!

今回は暗号資産ウォレットについて紹介をしましたが、様々な暗号資産がある中で対応しているウォレットも異なります。暗号資産を長期保有する場合は、コールドウォレットがおすすめです。頻繁に取引を行う場合は、利便性の高いホットウォレットを利用してみてください。

 

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