いざという時に頼りになるのが「貯蓄」です。
あなたやあなたのパートナーが急に働けなくなって収入がストップ!なんてことになったら生活に困ってしまいます。
その時のために今から節約して貯蓄を増やしていきたいと思っているのではないでしょうか。
しかし節約といっても「めんどくさいこと」や節約しすぎて「つらい生活」になることはしたくないですよね?そんなあなたでも簡単に節約ができる「節約術」があります。
想像してみてください。必死に節約しているわけでもないのに節約できて、貯蓄専用口座の通帳残高が月ごとに増えていくところを・・・
それではそんな節約術を見ていきましょう。
家計簿をつけた方がいい理由
家計簿をつけた方がいい理由は現状の「収入と支出」のバランスを見るため。
そして「何にどのくらいお金を使っているか」を数値化・視覚化するためです。感覚ではなくちゃんと数値化・視覚化することによって、無駄に使っているものはないかを把握することが大事です。
それが節約する必要がある項目か、しなくてもよい項目かを判断するポイントになります。
「そうはいっても家計簿をつけるのもめんどくさいな」と思っているでしょう。
しかし家計簿をつけて「現状を把握」しなければ節約は始められないし、節約を始めないということは貯蓄も増えていきません。
そんなめんどくさがりなあなたでも「家計簿をつける時のコツ」を知れば、簡単に家計簿をつけることができるようになるかもしれません。
以下に「家計簿をつける時のコツ」が書いてあるので、参考にしてあなたに合った家計簿のつけ方を見つけてみてください。
家計簿をつける時のコツ
まずあなたに伝えておきたいことがあります。あなたが家計簿をつけられない理由は「あなたのせい」ではありません。
今まではあなたに合った家計簿のつけ方がなかっただけです。では、どんな家計簿のつけ方があるでしょうか?
1.目標の貯蓄額を具体的に設定する
貯蓄額を決める時に「なぜその貯蓄額が必要なのか」「いつまでにそれが必要なのか」を具体的に考えることが大切です。
例えばあなたが今30歳で共働きだとして「33歳までに子供を1人作りたいから32歳で仕事を辞める。その後専業主婦になるので、夫だけの収入で生活していくためには貯蓄が250万円あると安心」という計画を立てたとします。
そうすると目標設定が「2年間で250万円の貯蓄」になります。
つまりひと月で貯蓄しなければならない金額は約10万円になります。
(250万÷24ヶ月=10.4万円(約10万円))
2人の手取り収入から10万円を差し引いた金額が生活費になりますので、それを毎月かかる「固定費」や「変動費」に振り分けていけば良いだけです。
2.家計簿はシンプルなものにする
家計簿の支出項目は3~4つくらいの大きく分けてあるものが良いです。
一般的に、家計簿には項目ごとに細かく記入していくタイプのものが主流です。これは一見便利そうに見えます。
ですが、細かく記入することが多いと途中で面倒になってしまうので、長続きしません。どんな項目に振り分けたとしても「支出は支出」なので、めんどくさがりなあなたは大きいカテゴリーで分けてある家計簿を使いましょう。
具体的には「食費」「住宅費」「光熱費」「保険」「その他雑費」くらいで十分です。
細かい項目で支出を記入してあることよりも、家計簿を長く続けられることの方が重要なので各項目の細かい記入にこだわる必要はありません。
3.自分に合った家計簿を使う
人それぞれ考え方が違うので、家計簿は自分の性格や考え方に合ったものを使うほうがいいでしょう。
先ほどと矛盾したことをいうかもしれませんが、細かい項目を記入する方が性格的に合っている人はそういう家計簿を選ぶべきだと思います。
またあえて出来合いの家計簿を選ばずに、キャンパスノートや携帯電話の家計簿アプリを使ってもいいと思います。(最近では、携帯電話のカメラ機能でレシートを撮影するだけで家計簿がつけられる便利なものもあります)
自分に合ったやりかたで家計簿を継続してつけてください。
すぐできる節約術
ここで紹介する節約術は、やり続けるとしんどくて辛くて気分が暗くなるような手間のかかる節約術は省いてあります(トイレの水を流すのは1日1回、のような節約術のこと)。
節約しながらも楽しく、生活レベルを下げない程度の節約をしていきましょう。
1.食材は1週間分まとめ買いをする
この方法は一般的に知られているかもしれませんが、本当に節約の効果があるのであらためて説明したいと思います。
まず食材のロスをほぼなくすことができるのはいうまでもありませんが、それ以外にもさまざまなメリットがあります。
それは「買物に行く時間と手間の節約」、「お買い得品の衝動買いを防ぐことができる」です。この効果を甘く見てはいけません。
例えばあなたの家から最寄りのスーパーまで車で片道15分だったとします。そして買物時間が30分だとします。
週に1回の買い物だった場合、往復で30分+買物で30分=1時間
週に2回だった場合、2時間
週に3回だった場合、3時間です
買物を週に1回にすることによって買物に使う時間を節約することができます。おまけにガソリン代なども節約できます。
買物に行くとスーパーでは毎日のようにバーゲンセールをしています。このバーゲンセールがくせもので、買うつもりがなかったのにもかかわらず、安さで買ってしまう可能性があります。
スーパーに行く回数が多いほどバーゲンセール商品を買ってします可能性が高まりますので、スーパーに行く回数を減らすことにより、余計な買い物をしなくなります。これが節約につながりますのでぜひ実践してみてください。
2.生活必需品といえど在庫は持たない
トイレットペーパーや飲料水などは腐らないため、ついつい余分に買って食品庫に在庫していませんか?
食品庫の在庫を把握して入れいいのですが、把握してない場合同じものを買ってしまう可能性があります(しかも腐るのではないため慎重に考えない)。必要な分だけ持つようにして、在庫を持つクセをなくしましょう。買物に出かける前に在庫チェックできる仕組みを作っておくといいですね。(次回買物チェックリストなど)
3.お風呂の残り湯活用法
お風呂の残り湯で洗濯するのは定番の節約術ですが、それ以外でも残り湯を活用することができます。
例えば「靴やスリッパを洗う」「清掃用具の洗浄」です。
靴は外の水道で洗う家庭が多いと思いますが、井戸水でない限り水道代がかかります。なので風呂の残り湯を活用して洗ってしまいましょう。
普段、清掃用具の洗浄をする機会がないと思います。残り湯を活用して洗うことにより清掃用具も綺麗になります。次にそれで掃除をする時に綺麗に掃除することができるようになりますので、清掃用具の能力を最大限に活用することができます。
4.間違って同じ服を買わないための管理法
間違って同じものを買ってしまう原因は、収納BOXやタンスなどに洋服をしまっておくことです。
そういう場所にしまうと「しまったことさえも忘れてしまう」ので、洋服は収納BOXにしまうのではなくすべて見える位置に収納しておく必要があります。
とはいえ洋服がその辺に置いてある状態は見栄えの面でもあまりいいものではありません。
そこで「見せる収納」にしてみませんか?見せる収納とは「見た目がスタイリッシュでオシャレに見える収納法」です。
洋服の色合わせや収納の仕方で「オシャレな家具のように」見せることができるので、洋服を見える位置に管理することができます。そうすることによって同じものを買ってしまうという失敗をしなくなります。
5.生命保険の支払い方法
ちょっと前まで保険の支払いは「銀行引き落とし」が支流でしたが、今は「クレジットカード払い」もできます。
銀行引き落としよりもクレジットカード払いの方がポイントが貯まるためお得です。保険に限らずクレジットカード払いができる固定費の支払いがないか調べて、クレジットカード払いにしたほうが節約になります。
まとめ
「節約」と聞くと細かい地道なことをコツコツとやっていくイメージがありますが、つらい節約の方法だと続けることがしんどいので長続きしません。
節約のポイントは①「楽しく長く続けられること」②「生活費から節約していくのはNG」です。
生活費は「人が生きていくうえで必要な出費」なのでそこを節約してしまうと、日々の生活がつらく楽しくないものになってしまいます。
この記事でご紹介したように、他の部分で節約できることはないかを考えましょう。生活費を節約するのはあくまで「最終手段」です。
貯蓄は将来の不安をなくしてくれるもの。そのために節約をして貯蓄に回すことは良いことだと思います。
なのであなたには「間違った節約」をすることなく、楽しい節約ライフを過ごしていただき、楽しみながら貯蓄を増やしてほしいです。