これからの金融ビジネスを担う次世代銀行

2019.05.17 [金]

これからの金融ビジネスを担う次世代銀行

次世代への変化を続けるビジネスに対応する銀行の在り方

全てのものが目まぐるしく変化していく現代において、当然ながらビジネスや経済も形を変えて新たなステージへ進化しています。

近年大きく話題になった仮想通貨などはその典型例です。

法定通貨を離れ仮想通貨が流通する場を広げれば、金融ビジネスそのものが変化します。

通貨を集め、管理している銀行も次世代への変化を続けています。

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※注 現在は「仮想通貨」を「暗号資産」に呼称変更されておりますが、本記事では一般に定着・浸透している名称の仮想通貨で記載しております。
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新たなサービスを提供し顧客とともに次世代化を目指す銀行

仮想通貨の登場は、今までの金融ビジネスにおける「送金」と言う大きな壁を簡単に打ち崩すものでした。

銀行からの国際送金は、非常に煩雑で手数料も大きくかかります。この辺りを改善しないことには、銀行はオールドタイプとして取り残されてしまうでしょう。

そうならないために、国内の大手銀行では、問題を解決する試みを始めています。

具体的には、ブロックチェーン技術を取り入れることで、今まで時間や手続きにかかってしまっていたコストを削減するというものです。

国際証券取引、国際送金等の実証実験も行っており、法定通貨であっても仮想通貨と同じ様に銀行間を送金できるようになるのは、そう遠くない未来でしょう。

銀行そのものも時代に取り残されることがないよう、変化を続けているのです。

より個人的な顧客にも次世代のサービスを提供する銀行へ

金融、ビジネス、フィンテックなどと聞くと多くの人々はあまり自分には関係ない、と言う風に感じるかもしれません。

しかし次世代においては、世界中の経済がより密接に関係していくことになっていきます。

通貨の価値はより変動しやすくなり、経済は世界情勢により多大な影響を受けるようになります。

そうなれば、銀行にお金を預けているだけの状態では膨大な機会損失を生みかねません。資産運用について積極的に情報を得て、運用していくことが重要になるのです。

とは言えどのような情報が有用で、何を知っているべきなのかは今まで銀行にお金を預けていただけの顧客に判断するのは難しいもの。

そこで、銀行側もAIによる資産管理アドバイスの提供や、AIとビッグデータを活用した新しいレンディングサービスの準備を進めることで、顧客にとっても銀行にとってもプラスになる未来を目指しています。

次世代銀行に予想される意外な姿

銀行が行う金融ビジネスはより二極化し、投資や投機のAI自動化が進められていく一方で、顧客へのサービスはより個人的でコンパクトに変化しています。

以前は、5万円以下の送金は銀行で行われることが当たり前で銀行の業務としても主だったものでした。

しかし現代、スマホ端末からいつでもどこでも決済できるモバイル決済の手軽さに、利用者がとって変わられようとしています。

この状況を打開するには、銀行もアプリケーションやスマートフォンで、どこでもいつでも対応できるようにする以外に方法がありません。

電子通貨が当たり前になり銀行でも運用されるようになれば、手元のスマートフォンが銀行やATMと全く変わらない、まさに次世代の銀行となって活用されるでしょう。

 

金融ビジネスの進んでいく方向

スマートフォンがあなたにとっての銀行になり、AIがあなたをサポートする。それは新たな投資や投機に個人を招待するということです。

決済など今までの業務の次世代化だけでなく、同時に新たな投資や資産運用の場を広げようとしています。

仮想通貨、FinTechなどの技術の研究は、実用化すれば高い収益が期待できる次世代の新たな金融ビジネスなのです。

次世代銀行では、顧客向けサービスだけでなく投資など金融ビジネスにおいても、バランスを考えたイノベーション推進を目指しています。

 

より身近になっていく金融ビジネス

仮想通貨の盛り上がり、進むIOT化、ありとあらゆるものがネットを介して世界とつながっていく世の中、銀行にお金を預けているだけでも資産価値が変わっていく現代です。

旧世代に取り残されてしまわないように、金融についても能動的にしっかりと情報を集めましょう。

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