デジタル化に伴うマイクロペイメントの市場規模拡大について

2019.06.01 [土]

デジタル化に伴うマイクロペイメントの市場規模拡大について

デジタル化時代に伴う決済方法の変化

近年ではIT技術が凄まじい勢いで成長し続けており、大きく発展しています。スマートフォンなどにおけるオンライン決済方法の技術もその一つだといえます。

最近よく耳にする「PayPay」や「LinePay」なども、スマートフォンにおけるオンライン決済方法の一つで、大規模な広告やキャンペーンを行い、ユーザーを増やしています。

現金を使用するより便利でポイントもたまりやすいなど、様々な利点があり、スマートフォンを使用したオンライン決済における市場がますます拡大しています。

 

マイクロペイメントとは

現時点では数十円のデジタルコンテンツを購入した場合、手数料が購入価格を上回り、とても現実ではありません。

マイクロペイメントとは、とても小さい金額での取引を、手数料なしで行うシステムです。1円単位での取引が可能なため、今後様々なビジネスに利用できる可能性があります。

また、デジタルコンテンツの購入や、アプリの課金に対する心理的な障害も低くなることも、大きなメリットです。

 

マイクロペイメントを利用した取引の市場規模と今後の発展

“現代では、様々なコンテンツのデジタル化や、インターネットショップが発展したことから、少額でのオンライン決済は当たり前のように行われています。

これによりインターネットやスマートフォンを利用したマイクロペイメントの総市場規模は、年々拡大しています。

スマートフォンのアプリや様々なコンテンツのデジタル化、SNSやYOUTUBEなどの動画配信サイトによる、配信者に対しての「スーパーチャット」にも利用できることから、マイクロペイメントにおける取引の市場規模は、今後更に拡大していくでしょう。

 

仮想通貨の発展が更なる追い風に

最近では仮想通貨を利用したマイクロペイメントが注目されています。

クレジットカードで決済を行った場合、仲介手数料がかかりますが、仮想通貨は中央管理者のいないシステムで成り立っており、仲介手数料の発生がありません。

これにより、少額の取引が発生した場合、手数料が取引金額を超えることがなく、対応ができます。

=====================
※注 現在は「仮想通貨」を「暗号資産」に呼称変更されておりますが、本記事では一般に定着・浸透している名称の仮想通貨で記載しております。
=====================

 

今後も発展するデジタルコンテンツや、SNSやYOUTUBEなどの動画配信サイトへの利用に注目

様々なコンテンツのデジタル化や、仮想通貨の発展により、マイクロペイメントの市場規模は拡大が見込まれており、それに伴うビジネスも今後増えていくと予想されます。

マイクロペイメントの一番の魅力は1円単位でも取引が可能になり手数料が発生しないことです。

今まで月額で支払って利用していたデジタルコンテンツなどが、利用した分だけ支払いをするという方法になれば、ユーザーの購買意欲が増し、課金における心理的障害が低くなります。

またSNSやYOUTUBEなどの動画配信サイトにおける「スーパーチャット」なども1円から利用できるとなると、利用者も増えると予想できます。

今後増税があるなか、細かい価格での取引が主流となり、日本経済を回していくかもしれません。

この記事をシェア