ビットコインを超える?有向非巡回グラフを利用した新技術の仮想通貨

2019.05.18 [土]

ビットコインを超える?有向非巡回グラフを利用した新技術の仮想通貨

仮想通貨とは

近年ではインターネットやそれを使用する為のデバイスが普及し、様々なデジタル技術が発展しています。

そのデジタル技術の中で大きな話題となり、世の中を騒がせたものと言えば、仮想通貨のビットコインでしょう。

現時点では仮想通貨イコールビットコインと言ってもいいほど、仮想通貨の中では最も知名度が高く、流通量が多くなっています。

また、実際に決済するのに利用できる商業施設やショッピングサイトなども少しずつ出てきており、実用化されている唯一の仮想通貨です。

今後ビットコインの知名度を超える仮想通貨は出てくるのでしょうか。

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※注 現在は「仮想通貨」を「暗号資産」に呼称変更されておりますが、本記事では一般に定着・浸透している名称の仮想通貨で記載しております。
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ビットコインとブロックチェーン

ビットコインは取引をするのにブロックチェーンという技術を利用しています。

ブロックチェーンとは分散型のコンピューターネットワークで、中央集権などのサーバーを置かずに、ユーザー同士で管理を行い、信憑性のある取引を記録し、実現させる台帳システムです。

ブロックチェーンを利用することにより、従来ではデータを管理するのに大規模なサーバーが必要となり、運用管理のコストがとても高くつきました。

しかしブロックチェーンでは、ユーザーみんなでデータの管理を行うため、コストがかかりません。

また、海外へ送金するにも、金融機関などの第三機関が関与しないため、手数料を大幅にカットすることができます。

 

ブロックチェーンに変わる有向非巡回グラフを利用した新技術

有向非巡回グラフを利用した新技術の仮想通貨では、ブロックチェーンと同様に中央集権などのサーバーを使用しない、ユーザー同士で管理を行う分散型のネットワークを利用します。

ブロックチェーンでは取引をする際にマイナーの力が必須になり、承認に対して報酬を支払う必要があるため、手数料が発生しました。

しかし、有向非巡回グラフでは、ユーザー同士ですべての取引の承認を行うため、手数料は基本的に発生しません。

また、有向非巡回グラフを利用した技術には、ブロックの概念がなく、トランザクション同士を網目上に結合していくため、ブロックチェーンよりも多くのトランザクション処理を行うことが可能です。

 

新技術を利用した新たな銘柄はビットコインを超えられるのか

現時点で実用化しているのはビットコインのみです。

それ以外の銘柄は基本的には運用の試作段階であったり、投資目的として利用している人が多く、今後も仮想通貨業界はビットコイン政権が続くことが予想されます。

その中でブロックチェーンに変わる次世代型の新技術を取り入れた仮想通貨が出てきました。

様々なメリットがありますが、まだまだ歴史が浅く、信用も低い中で、今後どのようにビットコインへ対抗していくのか、注目しましょう。

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