2020.07.10 [金]

メタマスクの作成方法と使い方を詳しく解説

 

イーサリアムを利用している方に多く使われている「メタマスク」。分散取引所「イーサデルタ」の必須ウォレットにもなっているので、気になっている方も多いのではないでしょうか。
この記事ではメタマスクの利用方法やメリット・デメリットをご紹介します。

そもそもメタマスクってどんなもの?

メタマスクはイーサリアム(ETH)やERC20トークンに対応しているwebウォレットの一種です。
webウォレットはサイトにアクセスして使用するものをイメージされる方も多いと思いますが、メタマスクはブラウザのプラグインで使用するwebウォレットです。
メタマスクが利用できるブラウザはchrome、Fire fox、Operaの3つ。
この3つのブラウザを使用している人は普段使っているブラウザで利用することができるので便利ですね。

次にメタマスクの作成方法を見ていきましょう。

 

メタマスクはどうやって作成する?

メタマスクの作成方法は非常に簡単です。
以下の手順通りに行ってください。

  1. メタマスクの公式HPに行く
    https://metamask.io
  2. 画面の上の方に表示される「GETCHROME EXTENSION」をクリック
  3. 右上に表示されるアイコンをクリック「Accept」をクリック
  4. パスワードを入力
  5. 「Create」をクリック

メタマスクは上記の通り、非常に簡単な方法で作成することが可能です。
英語の表記が多いため、英語が読めない人は少し戸惑ってしまうかもしれませんが、英語が全く読めない人でも手順通りに行えば、簡単に手続きできます。

使い方に悩んでる方もまずはメタマスクを作成してみるとよいでしょう。

 

メタマスクはどうやって使えばいい?

メタマスクの使い方は非常に簡単。順番に使用方法をご紹介します。

  1. ログインする
    Chrome右上にあるメタマスクのアイコンをクリックします。
    「enterpassword」と書かれている箇所にパスワードを入力してください。
  2. 入金する
    メタマスクはイーサリアム等を保管するためのウォレットですので、ビットフライヤー等で保有しているイーサリアムを送金することでメタマスクに入金することが可能です。
    残念ながらメタマスク上で日本円からイーサリアムに交換することはできません。
    ビットフライヤ―等から送る場合は事前に登録したメタマスクのアドレスを入力することで送金することが可能です。
    送金の手続きはビットフライヤ―から送金する場合はビットフライヤ―側で手続きをする必要があります。
  3. 送金する
    メタマスクから送金する場合はメタマスク上で操作を行います。
    送金もとても簡単です。
    「send」ボタンをクリックし、送金したい金額と送金先のアドレスを入力するだけです。
  4. 秘密鍵を確認する
    メタマスク上での秘密鍵を確認する方法をご紹介します。
    メタマスク上のメニューをクリックし、「Export Private Key」をクリックし、パスワードを入力することで秘密鍵を確認することができます。

 

メタマスクにはどのようなメリットがある?

メタマスクの作成方法と利用方法はご理解いただけたでしょうか。
そこでメタマスクにはどのようなメリットがあるのかを確認していきましょう。

(1)ウォレットを複数作ることができる

メタマスクは複数のアドレスを作成することで複数のウォレットを作成することが可能です。
ウォレットとは暗号資産を保管するための財布のようなものです。
複数の財布を持つことで使用用途ごとにウォレットを使い分けることができるので管理がしやすくなりますね。
アカウントの作成も簡単な手続きでできますので、手間なく簡単に管理することができます。

(2)メタマスクは気軽に利用できるので便利

メタマスクはwebブラウザの拡張機能を使い、利用できるwebウォレットです。
アプリのダウンロードやインストールという作業を行う必要がありませんので、すごく気軽に利用することができます。

(3)分散取引所EtherDelta(イーサデルタ)を利用する場合はメタマスクが必須

近年分散取引所として人気があるイーサデルタを利用する場合は、メタマスクが必須のウォレットとなっています。
イーサデルタは運営者がいない取引所です。
従来の中央集権的な取引所では、秘密鍵を運営側に預けることになるため、運営側の不正やハッキングを心配する方も多いのではないでしょうか。
イーサデルタのような分散取引所では秘密鍵も自分で保管するため、そのような心配はありません。
メタマスクは分散取引所として便利なイーサデルタを利用する上で必須のウォレットとなっています。

 

メタマスクにはどのようなデメリットがある?

メリットも多いメタマスクですが残念ながらデメリットもあります。メタマスクのデメリットを確認しておきましょう。

(1)メタマスクはスマホに対応していない

メタマスクはブラウザを利用するwebウォレットです。
しかし、残念ながらメタマスクはスマホに対応していません。
主にスマホで操作をしたいという方には不便ですよね。
PCとスマホ、どちらを主に使うかを考えてからメタマスクを利用した方が良いでしょう。

(2)ホットウォレットは危険性が高い

メタマスクは「ホットウォレット」に分類されるウォレットです。
ホットウォレットはインターネットを通じて取引を行っています。
インターネットに常に接続している分、不正アクセスの標的になる可能性が高くなります。
これに対し、インターネットに接続していない「コールドウォレット」は不正アクセスの標的になる可能性は低くなります。
ホットウォレットを利用する場合は、資産の大半をコールドウォレットで保管し、一部をホットウォレットで保管するというような対策も必要になってきます。

 

メタマスクはメリットとデメリットを把握した上で活用しよう

ここまでメタマスクについて解説してきましたがご理解いただけたでしょうか。
メタマスクはイーサリアム(ETH)やERC20トークンに対応しているwebウォレットの一種です。
ウォレットを簡単に複数作成できるため、便利なウォレットではありますが、ホットウォレットなので、危険性は高いことには注意する必要があります。
また、スマホに対応していませんので、主にスマホで操作される方は避けた方がいいでしょう。
メタマスクにはメリットもデメリットもありますので、両方の側面をしっかり見極めてから使用する必要があります。

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