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DApps開発が容易な「NEM」のブロックチェーン
NFT(Non Fungible Token)のプラットフォームのひとつに、NEM(ネム)のブロックチェーン(取引処理のしくみ)を用いたものが登場しています。
NEMのブロックチェーンの処理速度はビットコインの10分の1程度と速く、DApps(ブロックチェーン上で動くアプリ)の開発も容易な点から、アイテム等をNFT化したNEM由来のDAppsゲームが開発されているのです。
この記事では、NEMのDAppsゲーム「Krypto Football(クリプトフットボール)」を紹介します。
NFTのプラットフォームを実現する「NEM」のしくみ
NEMのしくみは、全体をインターネットに見立てるとわかりやすくなります。NEMのブロックチェーンでは、「ネームスペース」というドメインを借り、そこへ「モザイク」と呼ばれるWEBページのコンテンツにあたるものを、自由に設定して作ることが可能です。
NEMのネームスペースではトークンを作ることも可能で、NEMプロジェクトのトークン「XEM」は、「nem」のネームスペースに作られています。
NFTとは、ゲームのキャラクターやアイテムのような「価値」をトークン化したもの。そしてプラットフォームとなるNEMのネームスペースでも、DAppsゲームや、そこで使用するNFTをモザイクとして作ることができるのです。
「Krypto Football」とは
「Krypto Football」は、NEMのブロックチェーンを用いて作られたDAppsゲームです。カード化されたサッカーチームやサッカー選手(アセットカード)を所有し、現実のゲーム結果に基づいて賞金を受け取ることができるしくみになっています。
まずゲームに参加するときには、参加大会とそこへ参加するアセットカードを選択してポートフォリオを作ります。設定した参加大会は現実世界のそれとリンクしており、アセットカードの成績に応じて賞金を得ることが可能です。
全てのアセットカードが週1回のオークションに出品され、カードに最高額を付けたプレイヤーが新しい所有者になります。カードの現所有者は入札者に売却するか、拒否して入札額との差額を入札者に払うかを選択しなければなりません。
NFTのプラットフォームがこの先も続々登場しそう
「Krypto Football」のアセットカードのような、キャラクター等をNFTとしてやりとりするゲームはこれからも次々と登場するでしょう。
「Krypto Football」にもゲーム結果に対して賭けを行える機能や、アセットカードのトレード機能などの新機能が登場する予定とのこと。NEMプラットフォームのDAppsゲームにも、引き続き注目していきましょう!