EOS(イオス)のブロックチェーンはイーサリアムを凌ぐ!?

2019.08.17 [土]

EOS(イオス)のブロックチェーンはイーサリアムを凌ぐ!?

EOSブロックチェーンは何が優れているのか?

EOSがイーサリアムから独立し、メインネットとなったことで世界的に注目度が高まっています。

なぜ、こんなに注目されているのでしょうか?それはEOSのブロックチェーン技術が、今までのブロックチェーン技術の様々な問題点をクリアしているからです。

評価の高いイーサリアムのブロックチェーン技術に劣らないというEOSのブロックチェーン技術を解説していきます。

 

EOSブロックチェーンの特徴は?

今までの仮想通貨のブロックチェーン技術では、取引の「時間がかかる」「処理できる件数が少ない」「手数料が高い」ことが大きな問題となっています。

スマートコントラクトにより、処理速度が速いと評判のイーサリアムでも、1秒間に処理できるのは数百件です。これに対してEOSでは、1秒間に処理できる件数は3,000以上といいます。

EOSでもスマートコントラクトを活用していますが、数百件と数千件という件数の違いは、かなり大きいと言えるでしょう。処理速度が速いことにより、処理件数も多くなり、スケーラビリティ問題にも対応できます。

また、取引にかかる手数料も開発者側が負担することでユーザーが負担する必要がありません。

 

EOSブロックチェーン技術の切り札DPoSとは?

EOSブロックチェーンは、なぜ、こんなにも処理速度が速く、多くの件数を処理できるのでしょうか?

これはEOSブロックチェーンで、DPoSを採用しているからです。DPoSとは、「Delegated Proof of Stake」の略で、ブロックチェーン技術のコンセンサスアルゴリズムになります。コンセンサスアルゴリズムとは、簡単に言うと、マイニングをする承認者の選抜方法のことです。

DPoSでは、ブロックプロデューサー(BP)と呼ばれる承認者がネットワーク上の投票により選抜されます。

この投票によって選抜されたBPがブロックを生成・承認。投票によりBPが選ばれ、ブロック生成を開始するので、ビットコインのブロックチェーンなどに比べ、承認者の選抜に時間がかからないのが特徴です。

 

ブロックプロデューサー(BP)とは?

BPは投票により選抜されますが、この投票に参加するには仮想通貨EOSを保有する必要があります。EOSの保有量に応じて投票権が割り当てられるのです。そして投票により21人のBPが選抜されるます。BPは投票数に応じたブロック報酬を獲得。

BPになるには、サーバーへの設備投資やメンテナンスのほか、ツールの開発やEOSのプロモーションなど様々な活動も行う必要があるのです。

 

EOSブロックチェーンのDPoSの未来は?

イーサリアムのブロックチェーン技術をも超える可能性のある、EOSのブロックチェーン技術ですが、課題はあります。DPoSはPoSから発展したもので、歴史が浅いため、今後、問題点が発生することも懸念されるでしょう。

また、不正も可能との噂がある現状ですので、今後の技術開発による対策が必須です。

しかし、EOSブロックチェーンの処理速度や処理件数は、今までのブロックチェーン技術の課題点を改善する画期的な仕組みであるのは間違いありません。現状の課題への対策も期待できるでしょう。

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