【取引所が代行するICO】今話題のIEOプラットフォームを3つ紹介

2019.08.16 [金]

【取引所が代行するICO】今話題のIEOプラットフォームを3つ紹介

取引所によるIEOのトークンセールが大人気!

最近では、IEO(Initial Exchange Offering)という、取引所が新規プロジェクトのトークン販売を請け負う方法に注目が集まっています。

大手通貨取引所も続々と名乗りを上げ、トークン販売のためのプラットフォームを登場させている状況です。この記事では、人気のIEOプラットフォームを3つ紹介します。

 

(1)Binance Launchpad

IEOブームの先駆けともいえるのが、世界最大級の取引所「Binance」のIEOプラットフォーム「Binance Launchpad」です。

実は、Binance Launchpadは以前リリースしたときに数件のプロジェクトに関わったあと放置されていましたが、2019年1月に再開され、毎月1つずつのプロジェクトをサポートすると発表しています。

再開当初はIEOトークン販売は早い者勝ち方式を採用していましたが、あまりの大反響ぶりを受け、4月に開催された4回目の販売からは抽選方式となりました。

抽選券は、BNB(Binance独自のトークン)の所有量によってもらえる枚数が決まり、最大数は5枚となっています。

 

(2)Huobi Prime

中国3大取引所「Huobi」が提供しているIEOプラットフォームが「Huobi Prime」です。Huobi Primeには、過去30日間のHT(Huobi独自のトークン)の平均所有量が500HT以上であれば参加できます。

Huobi Primeでは販売を3回に分ける「DPO」方式を採用していて、購入権利を持つ全ての人がいくらかずつは購入することが可能です。

また、2019年5月からより参加条件が緩和された「Prime Lite」も登場し、こちらも大人気のうちに成功をおさめています。

 

(3)KuCoin Spotlight

「KuCoin Spotlight」は、シンガポールの取引所「KuCoin」のIEOプラットフォームです。

2019年4月に行われた第1回の「MultiVAC」プロジェクトのIEOは、予定数6億MTVを7秒で完売するほどの盛況ぶりだったといいますが、購入方式が先着順だったことから多くのユーザーから不満も出ました。

これを受け、KuCoinは次回のIEOは抽選方式を採用すると発表しています。

 

今や「IEO」がプロジェクトの資金調達のトレンドに

2019年から各取引所がスタートさせたIEOは大好評のようで、IEOトークンを購入するために必要な取引所トークンが値上がっていることや、毎回のようにIEOトークンが完売していることからもそれがうかがえます。

一方、先着順販売ではあまりにも一瞬で売り切れてしまい、「本当に販売したの?」という疑いまで出るほどになっています。取引所には、抽選販売にするなどの販売方法の工夫が求められるでしょう。

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