IEOを行う仮想通貨取引所が増えている!IEOとは何か?

2019.08.16 [金]

IEOを行う仮想通貨取引所が増えている!IEOとは何か?

仮想通貨取引所は、IEOブーム?

2019年は「IEOの年」となりそうです。世界でもトップクラスの仮想通貨取引所のBinanceでは「Binance Launchpad(バイナンスローンチパッド)」、Huobiでは「Huobi Prime(フォビプライム)」というIEOプラットフォームで、IEOを行っています。

他にOKexやKuCoinなどもIEOを行っており、プロジェクトなどの資金調達の方法が、ICOからIEOへと変化しつつあるのです。IEOとIEOプラットフォームについて、説明していきます。

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※注 現在は「仮想通貨」を「暗号資産」に呼称変更されておりますが、本記事では一般に定着・浸透している名称の仮想通貨で記載しております。
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仮想通貨取引所が行うIEOとは?

仮想通貨を使用する資金調達方法としては、ICOを活用するプロジェクトが主流。ICO(Initial Coin Offering)は、資金調達を目的に、企業や事業プロジェクトが、独自の仮想通貨を発行し、販売をすることです。

IEO(Initial Exchange Offering)は、資金を集めたい企業や事業プロジェクトが、仮想通貨取引所に依頼して、トークンを販売してもらいます。ICOとIEOの最大の違いは、販売するのが、企業や事業プロジェクトの本人か、仮想通貨取引所なのかです。

仮想通貨取引所で販売することで、IEOでのトークン公開後に、スムーズに取引所で上場し、売買可能。ただし、仮想通貨取引所でのIEOでは、参加する場合に、その仮想通貨取引所の独自トークンを保有することが必要です。

 

仮想通貨取引所のIEOプラットフォームとは?

冒頭でも触れたとおり、仮想通貨取引所のBinance、HuobiでIEOプラットフォームが発表されて、実際にIEOが行われています。どちらも、数回のIEOを経て、参加条件を改正。

BinanceのBinance Launchpadでは、IEO前の20日間のBNB(Binanceの独自トークン)の保有額に応じ、抽選券がもらえます。IEO当日に発表された番号が、抽選券にある数字の末尾の番号の数字と合致することで、当たり券となるのです。当たり券の枚数分のトークンが購入できます。

HuobiのHuobi Primeは、IEO前の30日間のHT(Huobiの独自トークン)の保有量が、1日平均500HTを持っていることが必須です。平均保有量に準じてIEO参加時の金額が変わります。Huobi Primeでは、先にIEOトークンが上場するので、それを参加するユーザーが購入する形です。販売は3回行い、各10分間となります。1,2回目は先着順で、3回目のみ権利がある人すべてが購入可能です。

 

仮想通貨取引所のIEOの行方は?

仮想通貨取引所による、IEOは、とても注目されています。比較的、簡単にできるICOとは異なり、取引所によるプロジェクトの総合的な評価を行い、合格したプロジェクトのみIEOが行われるのです。

しかし、IEOも完ぺきではありません。現在は盛り上がっているIEOも、今後、質の高いプロジェクトが担保できるかは不明で、長期的に継続可能かは不透明です。

ただし、短期的には利益をあげることが可能でしょう。IEOを行っている仮想通貨取引所の情報を調べて参加してみる価値はあるのではないでしょうか。

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