OKB(オーケービー)が注目されているのは、なぜ?
OKexが独自のブロックチェーン技術を開発していることなどから、OKexの独自トークンであるOKBも注目されています。仮想通貨取引所では、OKexのほかに、「BinanceがBNB」「HuobiがHT」という独自のトークンを発行し、安定した価値を保持しているのです。
OKexの独自トークンであるOKBは、どんなトークンなのでしょうか?分かりやすく解説していきます。
取引所の独自トークンとは?保有するメリットはあるの?
仮想通貨取引所の独自トークンですが、なぜ価格価値が安定しているのでしょうか?
仮想通貨の相場は、以前と比べると低迷期になってきています。しかし、取引所の独自トークンは、安定的です。それは、取引所が発行していることの信頼性のほか、取引所の独自トークンであること自体にメリットがあります。保有することにメリットがある=需要がある=価格の安定となるのです。
取引所の独自トークンの特徴は「取引の手数料に使用できる」「配当(還元)がある」「新規に上場する通貨の投票権が持てる」「買い戻しによるバーン(消滅)があり、価値があがる」など、それぞれの取引所により多少の違いはありますが、保有するメリットは大きいといえるでしょう。
OKBには、どんな特徴があるの?
OKBは、イーサリアムベースのERC-20で、10億枚発行されています。ただし、10億枚のうちの4割はロックアップ用のため、実際は6割の6億枚が流通。ロックアップとは、公開直後に大量に売却することにより、相場のかく乱が起こることを防ぐためのものです。BinanceのBNBが2億枚、HuobiのHTが5億枚発行されているので、OKBは、多めの発行枚数といえるでしょう。
OKBも、OKexで新規に上場する仮想通貨の投票権が与えられます。ほかに、OKB建てであれば、仮想通貨取引の手数料が無料に。
OKB保有者には、毎週金曜日にOKexが得た手数料の収入の50%を配当していました。ただ今後は、配当の代わりに、OKBを市場から買い戻し、バーンを行うと発表されています。2019年5月には、すでに5,000万枚のOKBがバーン済みです。これにより、OKBの価値は高騰することでしょう。
OKexとOKBの今後は?将来性はあるの?
“冒頭でも触れましたが、OKexは独自のブロックチェーン技術「OKChain」の開発が進み、2019年6月にはローンチ(公開)されると発表。この「OKChain」の技術を使用する分散型取引所「OKDEx」でも、OKBを使用できるといわれているので、OKBの価値は今以上に上昇することは間違いないことでしょう。
仮想通貨取引所の大手のBinanceでも、独自のブロックチェーン技術「BinanceChain」と分散型取引所「BinanceDEX」のテストネットを発表。ますます仮想通貨取引所の独自トークンへの注目が集まりそうです。