日本人は購入可能?「Huobi Global」のレバレッジ取引まとめ

2019.08.09 [金]

日本人は購入可能?「Huobi Global」のレバレッジ取引まとめ

「Huobi Global」ではアルトコインのレバレッジ取引も可能

中国三大取引所「Huobi(フオビ)」では、BTC(ビットコイン)に加えて、ETH(イーサリアム)やEOS(イオス)などのアルトコイン(ビットコイン以外の仮想通貨)のレバレッジ取引が可能です。

投資対象の通貨が多いので、相場のさまざまな状況に柔軟に対応することができるでしょう。「Huobi」グループの取引所のひとつ「Huobi Global」でのレバレッジ取引の詳細や、やり方を説明します。

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※注 現在は「仮想通貨」を「暗号資産」に呼称変更されておりますが、本記事では一般に定着・浸透している名称の仮想通貨で記載しております。
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「レバレッジ取引」とは?

先物取引の一種である「レバレッジ取引」では、手持ちの「証拠金」を取引所の口座に入れ、その証拠金に指定のレバレッジ倍率でかけた金額を取引所から借りて通貨取引をすることができます。

「ロング」という、未来の相場上昇を見越して借りた資金で現在価格の通貨を買い、相場が上昇した時に売却する方法と、「ショート」という、未来の相場下落を見越して借りた資金を売却し、相場が下落したときに購入する方法を選ぶことが可能です。

 

「Huobi Global」でのレバレッジ取引

「Huobi」グループ取引所のひとつ「Huobi Global」では、USDT(テザー・USドルと同等の価値を持つ仮想通貨)建てのレバレッジ取引が可能です。

2019年5月現在では、BTC、ETH建てのレバレッジ取引は「サービス提供をお待ちください」と表示されています。

レバレッジ倍率は最高で3倍で、これは他の取引所と比較すると低めとなっていますが、話題のアルトコインXRP(リップル)やEOS(イオス)をレバレッジで取引できる取引所は日本にはありません。

 

「Huobi Global」のレバレッジ口座の利用方法

レバレッジ取引を行うには、「Huobi Global」の取引画面で「MARGIN」を選択しましょう。USDTが選択されているのを確認し、続けて購入したい通貨を、今回の例ではXRPを選択したとします。

「Huobi Global」では、借りた資金は一旦取引口座に振り込まれます。それから「Margin Account」画面で資本金を先ほどの取引ペアに移動しましょう。

借りた資金で通貨の購入と売却を行う

「ロング」のときは資本金でUSDTを借り、続けて「BUY(LONG)XRP」をクリックしてXRPを購入しましょう。

「Limit Order(指値注文)」では約定するまで注文をキャンセルでき、「Market Order(成行注文)」では市場で最も高い価格になった時に売却します。損をしないためには、リアルタイムで相場を監視することが重要です。

「ショート」のときは資本金でXRPを借りてすぐに売却し、時間経過でXRPの相場が下がったときに購入して、利益を確定させましょう。

最後に、「Lorn Position(レバレッジ管理)」の「Repay」をクリックして、借りた通貨を返済するのを忘れずに。借りた資金に対し、24時間ごとにUSDTでは0.1%、それ以外は0.02%の利息がかかるからです。

 

現時点で「Huobi Global」は日本在住者の利用不可

少ない資本で多くの額を取引できるレバレッジ取引ですが、「Huobi」グループの日本の取引所「Huobi Japan」では2019年5月時点でレバレッジ取引の扱いはありません。

しかも「Huobi Global」では、2019年1月より日本在住者の取引ができなくなっています。レバレッジ取引が「Huobi Japan」でも開始されることを期待したいところです。

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