NFTを使用したゲームが続々登場
ブロックチェーンゲームは、DApps(分散型アプリケーション)ゲームともいわれ、イーサリアムを中心とした、仮想通貨のシステム上で開発されたゲームのことです。
2018年にDAppsの分野で、ブロックチェーンゲームに注目が集まり、2019年にはMy Crypto Heores (マイクリプトヒーローズ)のCMが テレビで放映されるなど、新しいDAppsゲームが次々に登場しています。
ブロックチェーンゲームでは、ゲーム内のアイテムやキャラクターに、NFT(Non-Fungible Token)という、固有の値を持たせたトークンの技術が用いられています。
ここでは、NFTを使用した代表的なブロックチェーンゲームについて紹介しましょう。
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※注 現在は「仮想通貨」を「暗号資産」に呼称変更されておりますが、本記事では一般に定着・浸透している名称の仮想通貨で記載しております。
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NFTを利用したブロックチェーンゲーム
NFTには、イーサリアムのスマートコントラクトの規格の1つであるERC721が使用されています。
ERC721を用いることで、それぞれのトークンごとに、世界に一つだけの代えのきかない価値が生み出され、ゲーム内のキャラクターやアイテムに、オリジナリティを持たせることが可能になります。
また、取引履歴や所有権を記録できる点も、ブロックチェーンゲームとの親和性の高さが見てとれるでしょう。
CryptoKitties(クリプトキティーズ)
CryptoKittiesは、キャラクターであるキティを育て、交配させて新しいキティを作っていく育成ゲーム。
イーサリアムを使った世界初のゲームで、NFTによって、キャラクターの外見のパターンが数十億種類あるといわれており、同じ種類のキティが生み出されることはほぼありません。自分だけのオリジナルのキティを作成することが可能です。
この違いに価値がつき、実際にマーケットなどで販売することができるようになります。希少価値が高くなればなるほど、高額で売買されているようです。
Etheremon(イーサエモン)
Etheremonは、キャラクターであるイーサーモンスターを捕獲して育成し、戦闘するモンスターバトルゲームです。
6つの能力と総合力のステータス、17種類の属性が用意されており、トレーニングをすることで、強さが付与され、独自性を持ったキャラクターを作り出すことができます。
My Crypto Heroes(マイクリプトヒーローズ)
My Crypto Heroesは、世界の歴史上人物を集めてチームを作成し、バトルやクエストをクリアしていくRPGゲーム。
主にバトルがメインコンテンツで、ゲーム内で育成したヒーローや武器を売買することが可能です。さまざまな価値をつけ、強くなったキャラクターは人気が高く、売買のみならず、単純にゲームとしての面白さも備えたゲームといえるでしょう。
成長するDapps市場
日本国内でも、NFTを取引するNFTマーケットプレイスが誕生し、ますますDapps市場は盛り上がりを見せています。
しかしDappsゲームは、プレイすれば必ず利益を得ることができる訳ではありません。稼ぐためにゲームをやるというより、ゲームを楽しむ要素として、稼ぐことも可能であるという認識でプレイするようにしましょう。