NFTとは何か?仮想通貨ゲームの用語?
NFTとは、Non-Fungible Token(ノンファンジブルトークン)の略称です。
NFTは、仮想通貨ゲームをする人にとっては馴染みのある言葉かもしれません。仮想通貨ゲーム内のキャラクターやアイテムに、このNFTが使用されることが多いからです。しかし、NFTは仮想通貨ゲームの用語ではありません。
NFTとは、どういうものなのか?分かりやすく説明していきます。
===================
※注 現在は「仮想通貨」を「暗号資産」に呼称変更されておりますが、本記事では一般に定着・浸透している名称の仮想通貨で記載しております。
===================
NFTとは、どういう意味?どんなトークンなの?
「ノンファンジブル=代替不可」という意味となります。ただ、これだけでは、NFTを説明できません。
ファンジブルとノンファンジブルを簡単に説明すると、お金はファンジブルになります。それは、お釣りでもらう500円玉も、商品購入で支払う500円玉も価値は変わらないからです。しかし、NFTの場合は、同じ規格のトークンでも、価値が異なります。
NFTを取り扱うことのできる規格で代表的なものがイーサリアムのERC721です。ERC721規格のトークンは、仮想通貨ゲームのキャラクターやアイテムに使用され、個々に価値が異なります。このように同一規格のトークンなのに異なる価値のため、代替ができないトークンがNFTなのです。
NFTは仮想通貨ゲームだけに使用されるの?
NFTが、主に仮想通貨ゲームで使われるのは、ゲーム内のアセット(資産)となるキャラクターなどが固有の価値をもてるからでしょう。
その価値は、ユーザーがゲーム上で育てたキャラクターの性質だったり、アイテムの希少性だったりします。これは、複製ができないという特徴でもあるのです。
複製のできない資産とすることができれば、ソフトウェアなどの知的財産権の侵害を防ぐことができるかもしれません。例えば、ソフトウェアのライセンスの証明ができ、ネット上で行われる不正コピーなどの抑制が可能になります。
このようにNFTの活用方法は、今後、色々な分野で考えられていくでしょう。
NFTは、仮想通貨を進化させる!?
NFTについて、トークン1つ1つの価値が代替できないものであると説明してきました。NFTは、トークンではありますが、数字ではなくモノとして価値を見出します。
仮想通貨のウォレットアプリ「HB Wallet」では、今後、NFTアセットの送受信を可能にすると発表しています。アプリ内だけでNFTアセットのやり取りが可能に。
将来的には、NFTアセットとしてやり取りできるのは、ゲームのキャラクターやアイテムだけではなくなるでしょう。それぞれ固有の価値を持つ画像・映像・音楽の所有権など、モノの資産がやり取りされる時代になりそうです。