ブロックチェーンゲームとNFTはどのような関係？

そもそもブロックチェーンゲームって何？

ブロックチェーンゲームとは、仮想通貨の技術を活用して開発されたゲームのことをいいます。ゲーム内のアイテムやキャラクターといったアセットは仮想通貨で作成されており、ゲームのコンテンツ利用状況やアセットの獲得データはブロックチェーン上に記録されることからそう呼ばれるのです。

ブロックチェーンゲームが人気があることの理由に、アセットの売買によって稼ぐことができるということがあります。その仕組みも含め、詳しく紹介していきましょう。

＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝
※注 現在は「仮想通貨」を「暗号資産」に呼称変更されておりますが、本記事では一般に定着・浸透している名称の仮想通貨で記載しております。
＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝

アセット＝NFTとしてトレードされる

ブロックチェーンゲームでいうアセットは、ユーザーが持っているキャラクターやアイテムといったものになります。これらは全て仮想通貨で作成されていますが、一般的な仮想通貨と異なり一つ一つの仮想通貨が固有のデータを持った通貨であるということです。

固有のデータを保有しているということは、ほかの仮想通貨と同じものとして扱うことはできません。つまり、ほかの通貨と代替することができないということで、Non-fungible Tokenとなります。そういった理由から、ブロックチェーンゲームのアセットは、NFTとして売買されるのです。

アセットの売買はブロックチェーン上に記録される

実際にアセットの売買はどう行われているのかというと、ブロックチェーンゲームが主に仮想通貨「イーサリアム」でプレイされています。イーサリアムという通貨を使っているため、仮想通貨の取引所で売買が可能となり、ブロックチェーンゲーム独自の売買ではなく取引所にてやり取りされているのです。

仮想通貨の取引所で売買されているため、売買の記録は全てブロックチェーン上に管理されており安全な取引が可能となっています。中には、ブロックチェーンゲームで獲得したアセットを売ることで収益を上げている人もおり、投資として扱われている側面も有しているのです。

ブロックチェーンゲームにおいてNFTは切り離せない存在

ブロックチェーンゲームにおけるキャラクターやアイテムは、全て代替不可能なトークン（NFT）として扱われます。NFTがあることで、キャラクターやアイテムといったアセットの売買が行うことが可能となり、ブロックチェーンゲーム上の醍醐味ともいえる、重要な要素です。

さらに、アセットの売買記録がブロックチェーン上に管理されることで不正が行われることが防ぐことができるというメリットがあります。NFTも仮想通貨である以上、売買されるときにはブロックチェーン上に記録される上に、売買の承認には第三者が介入します。こうして、安全な取引が可能となっているのです。