リップルとは
リップルは現在時価総額3位の仮想通貨です。国際送金などのグローバルな資産の運用に特化しており、「リップラー」と呼ばれる熱狂的なファンがいる仮想通貨として知られています。リップルのメリットや将来性はどのようになっているのでしょうか?
リップルの特徴
リップルの通貨単位は「XRP」で表します。総発行枚数は1,000億XRPで、そのすべてが既に発行されています。
通貨がすべて発行されていることで、需要と供給のバランスがわかりやすく、需要が増えれば、その分希少性が上がり、価格が高騰していきます。しかし、あまりにも需要が高まり高騰した場合は、リップル社が保有しているリップルを手放すことで、市場を安定させることが可能です。
リップルはビットコインなどとは違い、中央集権的なシステムが用いられています。
特定の承認者により承認が行われることで、承認のスピードを速くすることができ、送金を早くすることが可能です。しかし、特定の承認者が承認を行うことで、不正が行われ、リップルの信用をなくしてしまう危険性があります。
リップルのメリット
リップルは送金が速く、手数料が安いという2つのメリットがあります。
簡単に例をあげると、銀行窓口で国際送金をした場合、送金時間に約1週間かかり、手数料が4,000円程度かかります。リップルを利用すれば送金時間は5分程度で、手数料は10円未満で処理が可能になるのです。
リップルはこのようなメリットがあることから、国際送金への実用化が強く進められています。
リップルの実用化
国際送金手段としてとても優秀なリップルは、世界中の金融機関に注目され、技術の応用や実用化に向けての研究が進められています。
「RippleNet(リップルネット)」というリップル社の提供する国際送金のネットワークシステムは、銀行、送金業者、仮想通貨取引所や事業会社を「RippleNet(リップルネット)」経由で、速くて安価な送金が可能です。
現在は200社以上が「RippleNet(リップルネット)」に参加しており、最近ではリップル社が提供する「XRapid」を導入した金融機関もあります。
リップルの将来に期待
リップルは国際送金に特化した通貨です。リップルに期待する金融機関や企業も多く、今後更なる実用化にむけて注目を浴びるでしょう。
もし、すべての国際送金にリップルが利用されることになれば、リップルの価格は高騰します。
しかし、中央集権的なシステムを採用しているため、不正が行われる危険性もあるのです。この課題を乗り越えて、リップルがさらなる進化を遂げることに期待しましょう。