ビットコインに次ぐ人気通貨イーサリアムの問題や脆弱性

イーサリアムとは

イーサリアムはビットコインに次ぐ時価総額第2位の仮想通貨です。通貨の単位は「ETH（イーサ）」で表します。イーサリアムのブロックチェーンはとても柔軟につくられているため、様々なアプリケーションに対応することが可能です。イーサリアムは今後どのような発展を目指しているのでしょうか。

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※注 現在は「仮想通貨」を「暗号資産」に呼称変更されておりますが、本記事では一般に定着・浸透している名称の仮想通貨で記載しております。
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イーサリアムの特徴

イーサリアムはアプリケーションに特化したブロックチェーンが採用されています。

イーサリアムのブロックチェーンで作成されたアプリケーションを稼働させるためには「ETH（イーサ）」が必要です。「ETH（イーサ）」はイーサリアムの仕組みを取り入れたアプリケーションが増えていくほど、需要が上がり、価格が高騰していきます。

イーサリアムの最大の特徴として、イーサリアムのブロックチェーンにはスマートコントラクトという機能が備わっています。スマートコントラクトはブロックチェーンに送金情報だけではなく、契約した内容も記録することが可能です。また、条件が揃えば自動でその契約内容を実施し、支払いをしてくれます。

イーサリアムの問題点や脆弱性

イーサリアムの利用が急激に増えた場合、取引情報が膨大になり、取引処理に時間がかかってしまう場合があります。

それに伴い、マインイングにかかるコストも上昇し、利用者が負担する手数料が高くなってしまうのです。

また、イーサリアムはブロックチェーンとスマートコントラクトの活用によって、基本的に改ざんできないのが特徴です。しかし、基本的に改ざんや変更などができないため、意図的に間違った情報をチェーン上に書き込まれたり、バグがあった場合にその対処がとても難しく、時間がかかってしまうという脆弱性があります。

アップデートとそれに伴う新たな問題点

最近では、「コンスタンティノーブル」が実施され、イーサリアムの問題点やセキュリティ面の脆弱性の克服及び利便性の向上を目的とした様々な開発が進められています。

しかし、アップデートするということは、新たな問題点が出てくる可能性があるということです。実際に今回の大型アップデート「コンスタンティノーブル」においても、ユーザーの資金がハッカーに盗まれる恐れがある脆弱性が見つかり、延期になりました。

イーサリアムの今後

現在は「コンスタンティノーブル」が実施され、特に問題もなくイーサリアムは運用されています。

イーサリアムは投資目的で保有しているひとも多く、アップデートの延期や、セキュリティ面での脆弱性が発見されると、価格が急落する可能性があるでしょう。

しかし、イーサリアムが安全で安定して運用されれば、様々なアプリケーションの開発に活用され、イーサリアムの価格は上昇していくことが予想されます。