イーサリアムを越える?仮想通貨 EOS(イオス)の特徴を解説

2019.07.22 [月]

イーサリアムを越える?仮想通貨 EOS(イオス)の特徴を解説

仮想通貨EOS(イオス)とは?

仮想通貨EOS(イオス)は、EOSプロジェクトの資金調達のために、2017年にセールスが開始されました。通貨タイプはイーサリウム(ehtereum/ETH) の ERC20トークンです。

開発者は、EOSトークンには今のところ価値がないと明言していますが、仮想通貨の時価総額ランキングでは常に上位をキープしており、市場での期待値の大きさがうかがえます。

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※注 現在は「仮想通貨」を「暗号資産」に呼称変更されておりますが、本記事では一般に定着・浸透している名称の仮想通貨で記載しております。
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EOSプロジェクトとは何か

EOSプロジェクトとは、EOSソフトウェアと呼ばれるブロックチェーン技術理論(取引を処理するための技術理論のひとつ)を用いて、EOSプラットフォームを作成しているプロジェクトです。

EOSプラットフォームから生み出されたDApps(分散型アプリケーション)に今注目が集まっています。

 

EOSソフトウェアの特徴

EOSソフトウェアは、EOS.IOと呼ばれています。先に登場したイーサリアムと同様に、スマートコントラクト(契約の条件確認から履行までを強制的に行えるプログラム)を可能にして、DAppsを実行できます。

1.トランザクションを実行できる速さが桁違い

EOSソフトウェアは、その設計上の特性により1秒間に数百万のトランザクション(取引処理)を実行することができます。

最近のSNSでのやり取りや送金などに必要とされるトランザクションは、1秒間に10万と言われています。

同じスマートコントラクトを実現しているイーサリアムが、1秒間に約30トランザクションなので、これを実現できるEOSソフトウェアがいかに優れているのかが、お分かりいただけるでしょう。

2.手数料がかからない

EOSプロジェクトは、世界中で広く普及されることを目的としており、それは無料で使えてこそ実現できると考えています。

EOSソフトウェアでのトランザクションが手数料なしで行えるのであれば、EOSプラットフォームを利用するDAppsを無料提供するといったことも可能です。

短時間で多量のデータのやり取りをするようなアプリが無料で利用できるようになることにメリットを感じ、期待を寄せる企業は数多くあります。

3.承認方法にDPoSを採用

DPoS(Delegated Proof of Stake)とは、ブロックチェーンにおける取引の承認方法の1つです。自分の通貨の保有量分を代理人に投票し、全ユーザーのからの得票数トップ100の代理人からの承認によって取引を完了させます。

取引の承認に必要な承認数を減らすことができるので、取引完了までのスピードを速めることが可能です。

 

EOS(イオス)は海外の投資家たちの注目の的

EOSトークンの時価総額はすでに7000億円を超えており、EOSプロジェクトの開発チームや、その技術に対する期待はますます高まっていくでしょう。

2018年10月の段階でいまだ国内取引所での扱いはありませんが、これからの動向に注目です。

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