イーサリアムのアップデートにみる今後の展望とは

2019.07.20 [土]

イーサリアムのアップデートにみる今後の展望とは

市場価格が上がる?イーサリアムのアップデート

仮想通貨取引をしている方が気になるのは、その通貨がいつ値上がるかのタイミングではないでしょうか?

今注目のイーサリアム(ETH)は、2019年3月にアップデートを終えたばかりで、この先もアップデートが予定されています。イーサリアムのアップデートの経緯とその展望について解説しましょう。

===================
※注 現在は「仮想通貨」を「暗号資産」に呼称変更されておりますが、本記事では一般に定着・浸透している名称の仮想通貨で記載しております。
===================

 

イーサリアムのアップデートの経緯

イーサリアムは、リリースされた当初から4つのアップデート(ハードフォーク)が予定に組み込まれていました。アップデートの度に、見つかった問題点に対処できる改良点を組み込むことで、より強固な仮想通貨システムを構築してきたのです。

1.2015年5月:Olympic(オリンピック)

イーサリアムを構成するブロックチェーンが、スパム取引に対してどの程度で限界になるのかを検証するために、Olympicがリリースされました。トランザクション(取引データ)やマイニング(承認)の動作確認などの、4つのカテゴリーで検証が行われ、それぞれに報酬が設定されています。

2.2015年7月30日:Frontier(フロンティア)

イーサリアムを本格稼働させる前のテスト段階として、Frontierがリリース。イーサリアムを安定的に稼働させるためのバグ修正が目的で、セキュリティを保持することを重視する仕様でした。

また、ユーザーはイーサリアムを用いた通貨イーサ(ETH)の取引においては、すべてを自己責任で行うようにとの注意喚起がされました。

3.2016年3月14日:Homestead(ホームステッド)

フロンティアの時に発見された問題やバグの修正などが行われ、イーサリアム本格始動のバージョンとしてリリースされたのが、Homesteadです。ブロックチェーンが安定して稼働できるよう、セキュリティに関わる部分のマイナーアップデートが実施されています。

4.2019年3月1日:Metropolis(メトロポリス)

Metropolisは、イーサリアム 2.0という、大型アップデートの準備段階にあたるリリースです。Byzantium(ビザンチウム)が2017年9月に、Constantinople(コンスタンティノープル)が2019年3月にと、2つのアップデートが実施されています。

ディフィカルティボムというマイニング難易度が徐々に上がっていく仕組みの導入と、マイニング成功時の報酬を下げることで、イーサ(ET)のインフレを抑えることが目的です。また、zk-SNARKsというプライバシー保護の仕組みも導入しています。

5.Serenity(セレニティ)

Serenity(セレニティ)は、イーサリアム2.0を実現するための最後のアップデートです。マイニング(承認)の方法を、PoWからキャスパー(Casper)と呼ばれるPoSへ変更することと、シャーディング(Sharding)と呼ばれる、PoSの並行動作で効率よく取引を行えるようにする仕組みの導入を目的としています。

このアップデートが実現すれば、短時間のうちに実行できる承認の数が増え、取引処理の速度を上げることができるでしょう。

 

イーサリアムはアップデートの度に進化してきた

イーサリアムは3度のアップデートを重ね、仕組みやセキュリティの強化を続けることでその価値を高めてきました。

4つ目のアップデートであるSerenityがリリースされれば、イーサ(ETH)の市場価格はさらに上がるでしょう。今後のアップデートのスケジュールに注目です。

この記事をシェア