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今注目のイーサリアム(ETH)は取引規模が大きい仮想通貨のひとつ
イーサリアム(ETH)は扱われている取引所が多く、市場規模が大きいため、今注目されている仮想通貨のひとつです。
イーサリアムはその仕組みから、ビットコインに比べマイニング報酬が得やすい点が優れています。気になるイーサリアムの仕組みや、マイニングの方法について解説します。
イーサリアムとは?
イーサリアムとは、2013年に発表された仮想通貨の基板となる技術理論のひとつで、またはそれを用いた仮想通貨(ETH)のことです。2018年3月には、ビットコインに次いで時価総額第2位の市場規模になりました。
イーサリアム技術は非常に高度なものではありますが、ブロックチェーンやP2Pなどの他の仮想通貨にも用いられている分散型アプリケーションを、簡単に開発することができます。応用範囲が広く、発展性のある技術と言えるでしょう。
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※注 現在は「仮想通貨」を「暗号資産」に呼称変更されておりますが、本記事では一般に定着・浸透している名称の仮想通貨で記載しております。
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イーサリアムのマイニングの仕組み
イーサリアム(ETH)は、仮想通貨のひとつであるビットコインと同様、取引を完了させるためにマイニングと呼ばれる承認が必要です。
マイニングの方法は、ビットコインと同じくプルーフオブワーク(PoW)と呼ばれますが、イーサハッシュ(Ethash)という計算方法を用いて解析をする点が異なります。
イーサハッシュ(Ethash)にはASIC耐性が備わっており、ビットコインマイニングASICという計算処理に強い集積回路を、マイニングに利用されないようにしています。
このことで、マイニングによる報酬が、ある特定のユーザーに集中しないようにしているのです。
イーサリアムのマイニング方法は3つある
イーサリアム(ETH)をマイニング方法は3つあります。1つ目はGPUを積んだパソコンなどを準備し、自分のみの通貨取引でマイニングを行う、ソロマイニングと呼ばれる方法です。しかし、イーサリアムのマイニングの競争率が上がった現在では困難になっています。
2つ目は複数人でマイニングプールと呼ばれるコミュニティを作り、協力して行うプールマイニングという方法です。コミュニティ内でのマイニング作業全体に対してのメンバーの貢献度によって、プールで得たマイニング報酬をそれぞれに分配するルールになっています。
3つ目は、クラウドマイニングというマイニング業者のサービスを利用する方法です。先の2つと違い、高性能なパソコン等や知識が必要ないので、気軽に始めることができるでしょう。
ただし、マイニング業者が倒産した場合、出資金の元本保証がないためにお金が返ってこないリスクがあります。
イーサリアムのマイニングに参加してみよう
イーサリアムはビットコインに比べ、一般ユーザーにも比較的手に入りやすい機材で、マイニングに参加することができます。
紹介した3つのマイニング方法には、それぞれメリットとデメリットがあるので、マイニングの知識やマイニング時にかかるコストを考慮し、自分にピッタリな方法を見つけましょう。