イーサリアムとは
イーサリアムとはプラットフォームの名称で、通貨自体の名称は「Ether(イーサー)」です。
しかし、通貨自体をイーサリアムと呼ぶ人が多く、現在は仮想通貨イーサリアムとして呼ばれることが多くなりました。
そんな仮想通貨イーサリアムの現状や今後の価格、将来性について考えていきましょう。
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※注 現在は「仮想通貨」を「暗号資産」に呼称変更されておりますが、本記事では一般に定着・浸透している名称の仮想通貨で記載しております。
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イーサリアムの特徴スマートコントラクト
イーサリアムの特徴として一番にあげられることは、「スマートコントラクト」を搭載していることです。
スマートコントラクトとは、簡単に説明すると自動契約のことを言います。ブロックチェーンに通貨の取引情報だけではなく、取引に関わる契約内容もすべて記録することが可能です。
スマートコントラクトを利用することにより、一度契約を結んだ定期的に発生する取引は、ブロックチェーンに契約内容が記録され、自動的に処理することができます。
このようにブロックチェーンのメリットに加えて、更に時間やコストを削減することが可能です。
イーサリアムの時価総額
イーサリアムは現在時価総額2位の人気仮想通期です。
最近では、リップル社の「xRapid」の商品化や金融機関との提携、世界各国での取引所での「リップル(XRP)」上場などがあり、2018年11月に「リップル(XRP)」に時価総額を抜かれてしまいました。
しかし、大型アップデートも控えており、翌年の2019年1月には、再び「リップル(XRP)」を抜き、時価総額第2位へと返り咲きました。現在も「リップル(XRP)」と争いながら、時価総額2位をキープしている状態です。
イーサリアムの今後
イーサリアムはアメリカの格付け機関に高く評価されており、とても将来性が高い通貨だと言えます。
最近では2019年3月1日にハードフォークを伴う大型アップデート「コンスタンティノープル」が実装されました。
今後イーサリアムのマイニング方式が変わる更に大きなアップデートが予定されています。実装されれば、マイニングにかかる電力消費量が減少し、更に分散的にマイニングをすることが可能になるでしょう。
また、エンタープライズ・イーサリアム・アライアンスという組織があり、マイクロソフト社やトヨタ社などの大企業が参加しています。
この組織では、イーサリアムのスマートコントラクトを利用したビジネスの参入を検討中。これによりイーサリアムを利用したビジネスが発展し、需要が増えていけば、イーサリアムの価値は上昇していくでしょう。
価格が不安定な仮想通貨
現在仮想通貨の価格は全体的に低迷しており、とても不安定な状態です。
その中でしっかりと各通貨の特徴や将来性を理解していくことが大切と言えるでしょう。現時点でイーサリアムにはたくさんの好条件がそろっていますが、いつどうなるかはわかりません。
今後投資を考えているのであれば、しっかりとした知識を身に着け、常に最新の情報を取り入れるように心がけましょう。