2019.07.14 [日]

マサチューセッツが研究開発!?Enigmaとは?

Enigmaとは、どんな仮想通貨なのか?

Enigmaとは、仮想通貨としてのEnigmaと技術としてのEnigmaの2つがあります。仮想通貨のEnigmaは、マサチューセッツが研究開発している技術としてのEnigmaのプロジェクトの手数料として使用されています。2つのEnigmaを、それぞれ分かりやすく紹介します。
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※注 現在は「仮想通貨」を「暗号資産」に呼称変更されておりますが、本記事では一般に定着・浸透している名称の仮想通貨で記載しております。
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仮想通貨Enigmaは、シークレットコントラクトを実装!?

仮想通貨としてのEnigmaは、2017年にイーサリアム上で発行された暗号通貨トークンです。現在、Enigmaは海外取引所のみの取り扱いです。購入するには、一旦、日本の取引所で仮想通貨を購入後、海外取引所へ送金してEnigmaを購入するという形になります。

仮想通貨Enigmaは、ブロックチェーンの技術を用いています。ただし、取引のデータを記録するだけでなく、イーサリアムと同様に「スマートコントラクト」を採用。「スマートコントラクト」は、契約内容など記録し、条件を調整することで、自動で契約内容を実行する仕組みとなっています。

Enigmaでは、この「スマートコントラクト」を「Enigmaプロトコル」により、暗号化することで「シークレットコントラクト」を実行できるのです。

 

Enigmaプロトコルとは?Enigmaの最大の特徴!

Enigmaとは、元々、現状のブロックチェーンの課題であるプライバシーの保護とスケーラビリティを解決する目的で研究されていました。ブロックチェーンの特性上、取引のデータはインターネット上で公開状態です。これでは、誰がどれくらい送金したかなど、様々な情報が第三者に分かってしまいます。

また、「マイニング」でも「スマートコントラクト」でも処理しなくてはならないデータが大容量になるため、時間もかかります。それに比例して、手数料も高くなってしまうのです。

「Enigmaプロトコル」では、「スマートコントラクト」を暗号化し実行させる「シークレットコントラクト」でプライバシーの保護をします。また、ブロックチェーンに全ての取引のデータを記録せず、ブロックチェーン上以外で管理し、取引を実行するオフチェーン処理を採用し、最初と最後の部分だけをブロックチェーンへ記録。これにより、処理時間や高くなる手数料を抑えることができます。

 

Enigmaの仮想通貨と技術としての可能性は?

「Enigmaプロトコル」の技術は、仮想通貨のみならず、個人データを取り扱う市場でも注目されています。「シークレットコントラクト」による個人データの売買が可能になれば、安心して個人データのやり取りができるからです。プライバシーの保護が重要な医療系データなどのやり取りに活用される未来も、あるのではないでしょうか。

様々な用途に活用できる「Enigmaプロトコル」の成長により、仮想通貨としてのEnigmaの価値も上がっていくことでしょう。

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