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ATOMトークンの将来性は?特徴についてもまとめて解説
Cosmos(コスモス)は2017年4月に資金調達のためのICOを行い、これまで順調に開発が進んでいた、仮想通貨の世界ではとても期待されているプロジェクトのひとつです。
2019年2月から、CosmosのATOMトークンが海外の取引所に続々と上場しています。
気になるATOMトークンの特徴や、将来性について解説しましょう。
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※注 現在は「仮想通貨」を「暗号資産」に呼称変更されておりますが、本記事では一般に定着・浸透している名称の仮想通貨で記載しております。
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Cosmos(コスモス)プロジェクトとは?
Cosmosプロジェクトは、仮想通貨ごとにたくさんあるブロックチェーン(取引処理のためのしくみ)の互換性の問題を、取引所を介さずに直接通貨が取引ができるしくみを作って、解決しようとしています。
Cosmosネットワークは、異なるブロックチェーン同士をCosmosハブにつなぎ、相互運用ができるようにします。
そして、ハブ同士も理論上は無限につなげていくことが可能で、大規模なブロックチェーンネットワークを運用することが可能になるのです。
Cosmos(コスモス)のトークンATOMとPHOTON
Cosmosネットワークを利用するために必要なのはATOMトークンです。
ATOMは、取引のValidator(承認者)になるために所有する必要があります。また、承認作業に成功した際に得られる報酬はATOMとPHOTONの2種類のトークンです。ネットワークを利用した際の手数料もこの2種のトークンで支払うようになっています。
Cosmos(コスモス)は2019年3月にメインネットローンチしたばかり
Cosmosネットワークは、テストネット(試用期間)を経て2019年3月にメインネットの運用を開始しました。そしてATOMトークンのみが上場し、取引所での購入が可能になっています。
ATOMは、2019年2月に韓国の取引所DFlowに、4月に大手仮想通貨取引所のPoloniex(ポロニエックス)とKraken(クラーケン)などに上場しました。
最初のICOの際には0.1ドルで売り出されたATOMは、4月26日現在3.3ドルほどの価格で取引されています。
CosmosのTendermint(テンダーミント)は拡張性が高く評価されている
Cosmos(コスモス)の土台となっているTendermintというソフトウェア技術は、DApps(分散型アプリケーション)ゲームの開発を自由にかつ簡単にできるようにしたり、次世代の取引所と言われているDEX(分散型取引所)を開発したりすることも可能です。
最近登場したBinance DEXは、Tendermintを使用して開発された、Binanceチェーンのしくみで稼働している取引所です。
取引注文が即座に約定するその優れたシステムは、多くのユーザーから注目されています。
将来性の高いCosmos/ATOMはこれからも期待大!
Cosmos(コスモス)プロジェクトが開発した技術には、その性能や拡張性の高さから仮想通貨投資家からの期待が高まっています。
まだ国内の取引所での扱いはありませんが、その将来性の高さから目が離せない仮想通貨のひとつでしょう。