中国版イーサリアムとして仮想通貨市場に君臨!
中国発のプラットフォーム型仮想通貨である仮想通貨NEO(ネオ)。現在日本では取引ができませんが、海外の取引所で購入が可能です。今回は中国版イーサリアムと呼ぶ声もあり、知名度も上昇している「仮想通貨NEO」の特徴を紹介します。
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※注 現在は「仮想通貨」を「暗号資産」に呼称変更されておりますが、本記事では一般に定着・浸透している名称の仮想通貨で記載しております。
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スマートコントラクトが使える
NEOが「中国版イーサリアム」と呼ばれるようになったのはイーサリアムと同じくスマートコントラクト機能を用いているからです。
スマートコントラクトを実装することで、ブロックチェーンに金銭のやり取り以外の「契約内容」を書き込むことができるようになるので、不正取引の減少が見込めます。
また業務がプログラムにより自動化されることにより、仲介者が不要になりコストの削減にもつながります。
豊富なプログラミング言語
NEOがイーサリアムと異なる点として、プログラミング言語が豊富なことがあげられます。
イーサリアムは独自の言語を使用しているため、新たに言語の習得が必要とされますが、NEOを使えば、プログラミング言語の代表といわれているPython、Java、C#も使用可能です。
開発者にとっては馴染みのあるプログラミング言語なので、参入しやすい仮想通貨といわれています。
処理速度が速い
NEOはコンセンサスアルゴリズムはDelegated Byzantine Fault Tolerant(DBFT)と呼ばれるものを採用しています。その速度は1秒間で1,000件の情報を処理するといわれており、イーサリアムの50倍のスピードで処理が可能です。
取引速度がネックといわれる仮想通貨市場の中で、このスピードを実現しているだけでもすごいことですが、NEOはさらなるスピードUPを目指しているようです。
発行部数の上限がある
イーサリアムは発行部数の上限がないためインフレが起こった際に価格が暴落する可能性がありますが、NEOには発行部数の上限が1億NEOと設定されています。
またNEOは発行部数の半分を運営チームが保持していて、市場には流通させていません。理由は健全な運営を守るための手段といわれています。こうした市場での動き方の違いもイーサリアムと対照的な仮想通貨といえるでしょう。
今後の動きに期待
中国版イーサリアムと呼ばれているものの、中身を見てみると対照的な部分が多くみられる仮想通貨NEO。
現在世界中の注目を浴びているNEOですが、今後中国当局の規制が行われる可能性もあります。規制が行われるとNEOの発展に大きなダメージとなり仮想通貨市場にも大きく影響することでしょう。
現段階ではさらなる発展が期待されている仮想通貨ですので、今のうちに購入の検討をされてみてはいかがでしょうか。