DEXを進化させる0x(ゼロエックス)の提供機能を徹底解説!

2019.06.30 [日]

DEXを進化させる0x(ゼロエックス)の提供機能を徹底解説!

新時代の金融インフラの構築を目指す0xプロジェクト

仮想通貨0x(ゼロエックス/ZRX)は、イーサリウム由来のECR20トークンです。0xは、より良いDEX(分散型取引所)の運用を目指して、技術開発を行っているプロジェクトです。

0xが実用化すれば、DApps(分散型アプリケーション)を利用した時に専用のトークンではなく、ETHトークンで支払が可能になるでしょう。0xのプロトコルが実際にどのような機能を提供できるのかを、詳しく解説します。

 

0xはイーサリウムのブロックチェーンを利用している

0x(ゼロエックス)は、イーサリウムのブロックチェーン(取引処理のしくみ)をベースした、異なる仮想通貨同士を交換するためのプロトコル(通信規約)です。

0xでは、ベースにしているイーサリウム由来のトークンであれば、直接取引を行うことが可能になります。

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※注 現在は「仮想通貨」を「暗号資産」に呼称変更されておりますが、本記事では一般に定着・浸透している名称の仮想通貨で記載しております。
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0xプロトコルは流動性の高いDEXを実現可能

0xのプロトコルは、DEX(分散型取引所)を作るための土台ともいえる機能を提供することができます。

DEXに提供しているのは、決済方法とリレイヤー(DEXもこれにあたります)としてのフォーマットです。

DEXとは管理者不在の、異なる仮想通貨同士を売買取引できる場です。

売り買いしたい時にすぐに取引が完了できる、流動性の高いDEXが望まれており、0xのしくみであればそれを実現できると期待されているのです。

 

0xプロトコルのしくみとは

0xのプロトコルでは、複数のリレイヤーに出された注文をひとつのプールにまとめて運用します。あたかも、複数のDEXを集合させることによって、流動性の高いDEXとして運用させることができるようになります。

リレイヤーは、与えられたフォーマットに基づいてアプリケーションを作成します。例えば、作成したDApps(分散型アプリケーション)上で、トークンの交換を行えるサービスを提供できるようになるなどです。

 

0xを土台にした新しい金融プラットフォーム「DeFi」

DeFiとは、「Decentralized Finance platforms」の頭文字からで、分散型金融プラットフォームと訳されます。

ユーザーの個々のプライバシーは保ちながらも、取引に必要な情報を公開します。そして、インターネットに接続している誰もが自由に金融取引をすることができる、プラットフォームの構築を目指しています。

このプラットフォームはイーサリウムのブロックチェーンを基本とし、0xのプロトコルを土台にしたシステムが予定されています。

 

仮想通貨の世界を繋げていく0xプロジェクトの今後に注目!

ERC20トークンなど、イーサリウム由来のトークンを販売するICO(資金調達の手段のひとつ)は、最近でも多数行われています。

0xが普及すれば、ICOにより簡単に参加できるようになり、仮想通貨全体がさらなる発展をしていくのではないでしょうか。

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