ハードフォークを行うメリットを過去の事例を交え紹介!

2019.06.24 [月]

ハードフォークを行うメリットを過去の事例を交え紹介!

ハードフォークを行うことでどんなメリットがあるの?

ハードフォークを行うことの大きなメリットは、システム自体を変更することやシステムのアップデートを行うことができるということです。

仮想通貨も万能ではなく、システムを稼働させている内にトラブルが発生する可能性はあります。

より機能の向上した通貨を誕生させるために、ハードフォークが行われます。

ソフトフォークと異なり、ハードフォークが行われることで新しい通貨を受け取ることができる可能性があるという点もメリットです。

ハードフォークのメリットについて、具体的に紹介していきます。

===================
※注 現在は「仮想通貨」を「暗号資産」に呼称変更されておりますが、本記事では一般に定着・浸透している名称の仮想通貨で記載しております。
===================

 

新しいシステムの通貨を生み出す方が問題解決しやすい

ソフトフォークでも、ブロックチェーンを分裂させて通貨のシステムを改善するという作業が行われます。

しかし、ソフトフォークでは古い通貨と新しい通貨は互換性があるため、投資者たちの選択によってどちらか一つに収集していきます。

つまり、仮想通貨のシステム自体に問題がある場合、ソフトフォークでは解決することができない可能性があるのです。

また、今までの通貨のシステムに手が加えられるため、個々人でどのような変更が加えられたのか把握する必要があります。

ハードフォークであれば、古い通貨と新しい通貨では互換性がないため、今までの通貨のシステムを改善しやすくなり、利便性が向上。

新しい通貨のシステムが嫌であれば、今までの通貨を利用し続けることができるということもメリットです。

新しく生まれた通貨を受け取ることができる可能性がある

もちろん、新しい通貨がもらうことができるかどうかは取引所によります。過去にハードフォークを行ったビットコインとイーサリアムは、今まで所有していた古い通貨と同じ枚数の新しい通貨を付与しています。

新しく生まれた通貨は、当初は価値としてはとても低いものです。

しかし、取扱量が増加しやすく値段が大きく上がりやすいという傾向が見られます。分裂前の取引所が継続して取引を行うことが多いため、需要が高くなりやすいということも影響するでしょう。

新たに投資をしなくても、古い通貨と同じ枚数の新しい通貨をもらうことができる可能性があるというのは投資する上で魅力的なことです。

 

利便性の向上や新しい通貨をもらうことができるのは大きなメリット!

ハードフォークは、ソフトフォークとは異なり互換性がないため、ゆっくりと今までの通貨と新しい通貨の違いを調べ投資するかどうか決めることができるのは、取引する上で大きなメリットです。

さらに、古い通貨と同じ枚数の価値の上がる可能性の高い新しい通貨をもらうことができるということも、ハードフォークのメリットとして挙げられます。

もちろん、ハードフォークによって取引所の混乱や今までの通貨に対する価値が下落しやすいといったデメリットも存在します。ハードフォークが行われる前に、メリットデメリットを把握し取引することが大切です。

この記事をシェア