デジタルアセットマネジメントとは?
デジタルアセットマネジメントとは、Digital Asset Management 、略称DAMと呼ばれ、画像・映像・音源・動画などデジタルデータとして保有されている資産を一元管理していく取り組みです。
今後ますます増えていくデジタル資産を効率的に管理していくために、クラウドを活用するメリットについて紹介します。
デジタルアセットをクラウド上で管理する利点
インターネットが普及した昨今、あらゆコンテンツをデジタル化して利用することが増えてきました。
しかし現在でも紙媒体のデータとデジタルデータを煩雑に管理していたり、関連するデータの管理を一括で行っていないなどの事象で、さまざまな作業が非効率に行われていたりするのが現状です。
デジタルアセットを効率的に管理するには、ネットワーク経由のクラウドストレージを利用するのが一番効率的です。
クラウド上で管理することで、大容量のデータが可視化され、管理、共有がスムーズに行えるようになるので、作業効率が大幅にアップされます。
企業であれば、ブランドロゴや販促データ、製品画像などのリッチメディアをクラウドで同時に管理すれば、全工程の展開が高速化され、コスト削減やブランド力強化につながります。
デジタルアセットを管理できるクラウドツール
最近ではデジタル資産を一元管理できる、クラウド型のデジタルアセット管理システムが多く登場しています。
管理システムを導入する企業は、以前はデジタルアセットを再利用し、コストを抑える目的で取り入れてきましたが、現在ではコスト削減だけではなく、付加価値として、カスタマー・エクスペリエンスを向上させ、顧客の満足度を上げる目的でも利用されるようになってきました。
保有するデジタルアセットを無駄なく利用していくためには、全ての作業工程を関連づけ、いつでも取り出せる管理が必要です。
クラウドでの管理になるので、ワークフローの関係者はいつでも必要な最新のデータを共有・管理することが可能になります。
デジタルアセット管理の重要性
今後IoT(Internet of Things、モノのインターネット)化はますます進み、取り扱うデータ量は増加が見込まれます。
クラウドでのデジタル資産管理 (DAM)は、デジタルアセットをもれなく有効活用していく上で必須になってくるでしょう。
DAMを利用することで、複雑に絡んだ権利処理もシンプルに管理することができるので、メディア発信も活発になり、マーケティング活動も充実します。
上手にデジタルアセット管理を取り入れ、業務の改善に役立てていきたいものです。”