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デジタルアセット管理システムって何?重要性をわかりやすく解説
近年、画像や映像・音声などの資産データの統合管理を可能とする、デジタルアセット管理システム(DAM)のニーズが、あらゆる企業で急激に高まっています。
大切な資産を管理し、価値を高めて活用することができるデジタルアセット管理システムについて、詳しく解説します。
デジタルアセットを管理するとはどういうことか
企業などが作成コストをかけているデジタルデータ(写真・画像・映像など)は資産と同等であり、これをデジタルアセットと呼びます。
このデジタルアセットを安全に、正しい姿でデータベースに管理し、また活用しやすくすることがデジタルアセット管理の目的となります。
デジタルアセットを管理する重要性とは
米国でのデジタルアセットマネジメント市場は年々拡大しており、日本での市場も同様に広がっていくことが予想されています。
以前から、デジタルコンテンツを多数扱う広告代理店や出版社などが利用していましたが、多くの他業種の企業からも注目されています。
近頃では外部に発信する素材となるデジタルアセットを、権利も含めてきちんと管理することが重要であるためです。
デジタルアセット管理システム(DAM)って何?
デジタルアセット管理システム(DAM)は、写真や文章・絵・動画・音楽・製図データなどの素材データから、本・グラフィックデザイン・動画・WEBサイトなどのコンテンツまで、媒体制作におけるあらゆるデジタル資産を一元管理できるシステムです。
デジタルアセット管理システムに集約された情報へは、権限のある人なら誰でも、ネットワーク環境からアクセスすることができます。
全てのデータをビューワから確認することができ、各データに付けるメタ情報の登録や削除、変更が可能。
データのアップロードやダウンロード、媒体に合わせたデータのフォーマット変換なども、このデジタルアセット管理システムだけで行うことができます。
デジタルアセット管理システム(DAM)を活用しよう
デジタルアセットを管理していると「保存されているデジタルアセットが、実際には使われず蓄積してしまう」といった状況になりやすいようです。
利用価値の高いデジタルアセットを活用するには、デジタルアセット管理システムを単に導入するだけではなく、実際の現場で利用する人を想定することが必要でしょう。
格納されたデジタルアセットを、利用する人が理解しやすいように整理することが重要です。
また、企業でのデジタルアセット管理システムの運用初期段階では、格納するデータのボリュームの多さに対して、それを活用した業務に不慣れな人が多くいます。
デジタルアセット管理システムを運用するサービスを利用するなどのサポートを受けるのがおすすめです。
これからますます必要になるデジタルアセット管理
デジタルアセット管理システムにおいて、データに関係する様々な情報を付与することで、個々のデジタルアセットの利用価値がより高まります。
データに関する複雑に絡んだ権利処理を容易に管理したり、データのどのバージョンが最新なのかを、過去の関係者に聞かずにすぐ確認したりすることができるようになるのです。
これからも増え続けるデジタルアセットを管理していくことは、企業や個人の利益にもつながっていくでしょう。